もやしについて

  1. ホーム
  2. もやしについて
  3. もやし原料種子の高騰について

もやし生産者の窮状にご理解を!

もやしの原料種子の価格高騰

日本で生産されている「もやし」の8割強を占めるのは「緑豆」を発芽させた「緑豆もやし」です。「緑豆」はアジアを中心に広い地域で栽培されていますが、品質・選別技術などの点において発芽に適した良質な緑豆を主に産出しているのが中国です。近年鈍化傾向が見られるとはいえ中国経済は現在も発展しつづけており、農村部にも大きな変化をもたらしました。また、2013年初から続く急激な円安は、輸入者にはコストアップの大きな要因となっています。これらによって、

もやし生産者が仕入れる2014年産の「緑豆」の価格は、
10年前と比較して約3倍、前年比では40~50%増と大幅に上昇することが予想されます。

もやし原料種子関連価格動向グラフ

以下に詳しくご説明申し上げます。

 

(1) 産地状況

① 中国国内の主要作物及び緑豆需要の増加
中国政府は大豆等の主要作物を戦略的作物と考えており、国内での生産を奨励しています。
また、近年中国国内における食用の緑豆の需要が増加しています。

②作付面積の減少
緑豆は主に中国内陸部の乾燥した地域で栽培されています。この地域ではほかに主として高粱・大豆・トウモロコシなどが生産されていますが、農民は緑豆よりもより価格の高いトウモロコシ等の栽培を選ぶため、緑豆の作付面積が減少しています。

③日本のもやし生産に適した緑豆収穫量の減少
本年9月の収穫期に降雨があったために緑豆の品質が悪化し、日本のもやし生産に適した高品質な緑豆の収穫量が激減しました。

④産地での価格上昇
収穫量の減少により、産地での緑豆の価格は前年比で30%以上の値上りとなっています。

(2) 為 替

中国との貿易はドル建てで行われます。緑豆の輸入がピークとなるのは年明けからですが、現時点においての為替相場は、前年対比で、円/ドルレートの円安、ドル/人民元レートの人民元高となっています。円安による輸入食材の値上がりは既に広く報道されているとおりで、緑豆の輸入価格も例外ではありません。

もやし生産者の実情

もやし生産業界では、4年前より断続的に続く原料種子高騰の際の企業努力により体力を消耗しきっており、これ以上の経費削減への企業努力はすでに限界を超え、健全な経営ができていない状況です。5年前の2009年にはそれでもまだ200社以上あった生産者は、毎年のように廃業し、現時点では150社を切っています。さらに、過去最悪となるこのたびの原料種子高騰を前にして、既に廃業やむなしと判断するとした生産者情報も少なくありません。


もやしは食卓になくてはならない野菜です。
私共もやし生産者は、安全・安心な商品を消費者の皆様に届けすることが使命であります。
今後も全国の消費者様への安定供給を維持するために、原料種子価格の過去最高幅での高騰が予想される状況下における非常に深刻なもやし生産者の現実・経営環境等にご理解とご高配を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。

(参考)平成26年12月10日付文書「もやし原料種子の高騰について」