もやし生産者の窮状にご理解を!

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もやし生産者の窮状にご理解を!

(令和4年2月21日更新) 

もやし生産者は、長年にわたり原料種子高騰や賃金上昇などに対応し続けたことによって体力を 消耗しきっております。これ以上の経費削減への努力はすでに限界を超え、健全な経営ができて いない状況です。日本の食卓に欠かせない「もやし」をこれからも安定してお届けしていくためにもやし生産者の窮状にご理解を賜りますよう心よりお願い申し上げます。

消えゆく もやし屋

戦後1000程度いたもやし生産者は、1995年頃には550程度に、現在では110のみ、そのうち7都県はもやし生産者がゼロ、15府県は1生産者のみとなってしまいました。

 
202201_全国のもやし生産者数推移

注1)豆を原料種子としない生産者、大豆もやしのみの生産者、自社加工食品用途のみの生産者、温泉や土を使用するなど特殊な栽培方法を用いている生産者は含まない
注2)工場数ではなく生産者(原則として本社所在地、本社所在地にもやし工場がない場合にはもやし工場所在地)数による

注3)離島等により把握できない生産者は含まない

上がり続ける「原料種子価格」

もやしの主な原料種子である中国産緑豆の 価格は、特に2010年以降、作付面積の減少や 産地の人件費高騰・天候不順などにより高騰が頻発、来年も今年に続き高騰する見込みです。

上がらない「小売販売価格」

現在のもやしの小売販売価格は、四半世紀前の1995年と比較して2割以上安く、2015年 及び2017年の中国産原料種子高騰の際わずかに改善したものの停滞したままです。

 
202112_原料種子と小売販売の価格推移

※中国産緑豆価格は「財務省貿易統計」発表の数値を基に1995年を100とする指数に改変、2021年は9月までの平均値、2022年は予想値
※もやし小売価格は「総務省家計調査家計収支編」発表の数値を基に1995年を100とする指数に改変、2021年は9月までの平均値、2022年は2021年と同値と仮定した数値

原料種子価格は過去40年の最高値に、その他コストも上昇

原料種子(緑豆)の主産地である中国東北部では、この2年連続して緑豆の発育・収穫期に天候不順が おこり、もやし生産に適した高品質な緑豆の確保が困難な状況になっています。
それに伴ってこれから輸入される中国産原料種子(緑豆)の産地価格は、記録的な高騰となった2015年を超える見込みです。そして、現在の円安の為替相場が続けば、輸入時の価格はさらに高値になります。
加えて、新型コロナウイルス感染症拡大に起因する海運・輸送関連費用上昇も影響するため、最終的に 生産者が手にする中国産原料種子の価格は、過去40年の最高値を更新することが確実な状況です。

深刻なもやし生産者の現実・経営環境

直近の原油価格高騰や最低賃金上昇も、もやし生産者の困難な経営状況に追い打ちをかけます。
これまでもやし生産者は、企業努力によるコスト吸収に全力を挙げて取り組んでまいりました。
しかしながら、すでに体力は限界を迎えております。

私共もやし生産者は、安全・安心な商品を消費者の皆様にお届けすることが使命であります。
今後も全国の消費者様への安定供給を維持するために、非常に深刻なもやし生産者の現実・経営 環境等へのご理解とご高配を賜りますよう何卒よろしくお願い申し上げます。

(参考) 令和4年2月21日付文書「消えゆくもやし屋」  New!

(参考) 令和3年12月8日付文書「もやし生産者の窮状について」もっぴー_悲しい_3

(参考)農林水産省「食品製造業・小売業の適正取引推進ガイドライン」